横断幕とは?のぼりや懸垂幕、看板との違い

横断幕とは?のぼりや懸垂幕、看板との違い

横断幕とは?

横断幕とは?基礎知識と懸垂幕やのぼりとの違い
横断幕とは、生地の中に文字や絵などの情報を入れ、目立つ場所に掲げて広く知らせるために使われる横長の幕のことです。スポーツの大会などでフェンスやスタンドに掲げられている横長の幕が横断幕の代表的な例です。スポーツ会場でよく見かけることから「応援幕」という呼び名でも知られています。
スポーツ会場
横長の幕
ちなみに横断幕がいつ誕生したのか?ということはハッキリと分かっていませんが、 道に立って幕を大きく広げて情報を知らせるという目的で生まれたのが現在における横断幕のルーツとされています。
複数人が横一列に並び、先頭の人間たちがスローガンなどを綴った横長の幕を掲げることで大勢の人たちに自分たちの行動を広くアピールすることができますよね。

横断幕はその横に長いという形状から、人間の背丈くらいの高さで持っていても広告として使えるというのが特徴のひとつです。

懸垂幕とは?

横断幕と懸垂幕の違い

懸垂幕というのは通称「垂れ幕」「縦幕」とも呼ばれるもので、文字やイラストなどがデザインされた縦に長い幕です。デパートやマンションなどの屋上から垂らすなど、基本的に高さのある場所に設置されます。

懸垂幕は、外壁の目立つ場所などを利用した告知や宣伝等に用いられます。ショッピングモールなどの商業施設や学校、役所、建築現場などでの利用が一般的です。
懸垂幕のサイズの目安は、10階建てのショッピングビルの屋外壁面に設置する場合で横900mm×縦9000mmです。3階建ての学校校舎の壁面に設置する場合であれば、横1200mm×縦6500mm程のサイズになります。屋外向けの懸垂幕は、遠くからでも見やすくするために縦3000mm以上のサイズが用いられます。

懸垂幕を設置するときは、事前に市区町村の条例を確認のうえ、取り付けをしてください。条例によっては大きさの制限がある場合や、事前に設置許可が必要になる場合があります。

懸垂幕を取り付けるときは、ロープ等をしっかりと張った状態で固定しましょう。ロープの張力や固定が十分ではないと、屋外では強風で飛ばされたり、屋内では落下したりする可能性があるためです。また、懸垂幕にしわが入り、見栄えが悪くなることもあります。

横断幕と懸垂幕やのぼりとの違い

横断幕と似た用途で使うものとして懸垂幕やのぼりがありますが、これらにはどのような違いがあるのでしょうか?
それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

横断幕と懸垂幕の違い

デパートやマンション
横断幕は横向きに、懸垂幕・垂れ幕は縦向きに使用することが想定されています。
横断幕と懸垂幕の違いは、幕を使用する向きと設置する場所以外には特にありません。
スペース的に縦に大きく使える・高さのある場所であれば懸垂幕を使いますし、横に幅がある場所であれば横断幕を使用することが一般的です。

価格もほとんど同じで、「横○○cm×縦○○cm」といった数字の縦横とデザインの向きを入れ替えれば横断幕にも懸垂幕にもなります。 また、どちらも使われている生地としては「テトロンポンジ」「トロマット」「ターポリン」「メッシュターポリン」といったものが代表的なもので、生地によって価格や使用期間の目安が変わります。

横断幕とのぼりの違い

横断幕とのぼりの違いですが、そもそものぼりは「幟」「のぼり旗」といった言葉が略称化されたものです。

閉店セール
そのため、幕ではなく旗の一種ということになります。
横断幕との違いで言えば、のぼりは基本的にポールなどに括り付けて広告宣伝するものですので、あまり広いスペースを必要としないところが特徴のひとつと言えるでしょう。
なお、比較的に横断幕より軽量化されていて、風の抵抗を受けてもなびきやすい・逃がしやすいポリエステル素材を使ったものが多いです。

価格に関してはサイズによりますが横断幕よりものぼりの方が安価であり、大量に作成しやすくなっています。

横断幕と看板の違い

看板宣伝広告媒体として使用されるものですが、横断幕やのぼりとは材質が異なります

横断幕
横断幕、懸垂幕、のぼりが布製なのに対し、看板は主に木、プラスチック、金属などのある程度の耐久性がある材質を使用しています。これは、看板が野外で使用されやすく、雨風にさらされやすいからという特徴を踏まえています。
よく見かけるものとしては、標識や案内板、店舗の入り口脇にその店の特徴を表記して目立つ様に置かれている事が多いです。

そんな看板の一番の特徴は横断幕やのぼりとは違い、電飾での演出が可能となる事です。
丈夫で堅い材質を使うことが多いので、LEDやネオンで飾り付ける事ができ、看板そのものを電光掲示版として光らせることもできます。
そうして飾り付けた看板は夜でも色鮮やかに発光し目を引くので、夜間の宣伝にもおすすめです。

ここまでを振り返り、横断幕・懸垂幕・のぼりの違いを表にまとめました。

イメージ画像 使用用途 使用場所

横断幕

横断幕 ・スポーツの応援
・コンサート、ライブ
・路上の注意喚起
・店舗の看板
・スタジアムや球場
・飲食店などの店舗

懸垂幕

懸垂幕 ・マンションの売り出し
・デパートの催事
・マンション、デパートなど高さのあるビル
・学校など

のぼり

のぼり ・商品のPR
・飲食店での宣伝広告
・イベント場所のお知らせ
・イベント会場
・物販ブース
・街頭の飲食店前

看板

看板 ・商品やお店のPR
・案内板
・夜間の宣伝広告
・お店の入り口
・目的地までの経路にある駅構内や道路

横断幕を設置することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 重くない素材で情報を目立たせることができる
  • 個人や団体の見送り・応援に使える
  • イベントの主役にプレゼントできる

横断幕は布やビニールの生地でできており、大きめに作成した場合でもたたんで持ち運ぶことができます。また、横断幕は壁やフェンスに取り付けたり天井からつるしたりと様々な設置方法があり、取付けの自由度が高いといえます。

さらに、会場を設けて行われるイベントのみならず、個人や団体の見送り・応援にも使用することができます。祝賀会や見送り・応援などで特定の相手のために作った横断幕であれば、その相手に向けてプレゼントすることができます。あまり大きくないサイズであれば自宅に飾ることができるため、記念品として残せるようにするのもおすすめです。

一方で、横断幕を使用することによるデメリットは以下のようなものが挙げられます。

  • 屋外での常設は避けた方がよい
  • 看板と比べて風への耐久性が少ない
  • 目線が届きにくい場所への設置には適していない

横断幕は、屋外に常設すると雨風にさらされる可能性があります。また、風により幕が壁やフェンスなどの面や角の部分にあたってこすれることで、だんだん生地が弱くなり破損する可能性も考えられます。

屋外で常設する場合は、雨風に強いビニール生地を使用することで耐久性を高めることができます。風が強く吹く場所では、メッシュ素材の生地を使用することで幕のデザインに傷がつきにくくなります。

また、使用しない期間は屋内で保管したり、汚れが付いたら優しくふき取ったりするなど、こまめなお手入れも大切です。

横断幕の保管に関してはこちらの記事でも詳しく説明しているのでチェックしてみてください。
横断幕の保管方法を詳しく見る

横断幕は設置することで一瞬で情報を知らせることができます。しかし、人の目線が届きにくい場所ではかえって見る人を混乱させてしまう可能性があるため、人の目に留まりやすい高さで設置するようにしましょう。

今回は、横断幕・懸垂幕・のぼり・看板の違いと、横断幕を設置することによるメリット・デメリットを紹介しました。
横断幕は宣伝広告媒体の中でもサイズが大きいため、使用用途や使用場所に合った使い方をすれば、かなりの宣伝効果を発揮します。また、横断幕はスポーツやイベント、お店の宣伝をはじめ、見送りや応援にも使うことができます。様々な用途に使える横断幕を気軽に使ってみてください。

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