幕や旗のお手入れと保管方法
国旗をはじめ、のぼり旗、応援旗、団旗、社旗など旗やフラッグなど様々な旗があります。
学校行事やスポーツの応援には欠かせないアイテムです。
旗と言ってもそれぞれの生地や素材、染め方、印刷の仕方などでもお手入れの方法や保管方法が違ってきます。
長く使用できるように、正しいお手入れと保管方法を紹介します。
応援旗・団旗・社旗のお手入れと保管方法
スポーツの応援に使われている応援旗や体育祭に使われる団旗、会社の行事や式典に欠かせない社旗に使われている
テトロンツイルという生地は、ポリエステルでしなやかな光沢があるため高級感もあります。
斜め方向に織り目が入っているため、横方向と縦方向からの引っ張りにも強く丈夫です。
軽くて風になびきやすい上に、風への耐性が強いのも特徴です。
また、シワになりにくく色あせもしにくいので、比較的扱い易い素材と言えます。
テトロンツイルのお手入れ方法
テトロンツイルは、科学繊維のポリエステルでできているので、ポリエステル製の衣類と同様に洗濯機での洗濯が可能です。
洗濯には強い素材ではありますが、念のため洗濯ネットに入れ、手洗いコースや弱コースなど水流が弱いコースでの洗濯をおすすめします。
洗剤は、蛍光剤や漂白剤を使用せず中性洗剤で洗濯して下さい。
洗濯後は、乾燥機などは使用せずにシワをのばして直射日光の当たらない場所で自然乾燥させて下さい。
シワになりにくい素材ではありますが、どうしてもシワが気になる場合はアイロンがけも可能ですが、150℃以下で必ずあて布をして下さい。
テトロンツイルの保管方法
プリント面を内側にして折りたたみ、直射日光が当たらないような風通しの良い場所で保管して下さい。
横断幕・懸垂幕や足場幕のお手入れと保管方法
(しおや湧水の里ウォーク様)
屋外で使われる事が多い横断幕や懸垂幕などに多く使用されている素材が、トロマットとターポリンです。
トロマットは、ポリエステル製の厚みのある生地です。
ほどよい厚みがあるのですがとても軽量で、シワになりにくいので折りたたんで持ち歩く事もできます。
また、撥水性があり、耐久性や耐質性にも優れているので、屋外での長時間の使用も問題ありません。
ターポリンは、雨風に強く耐久性・防水性に優れているのが特徴の生地です。
横断幕などの他、屋外で使用するテントなどにも使用されている素材です。
メッシュターポリンは、ターポリンに穴を空ける加工したメッシュ生地で、風通しが良く軽いのが特徴で屋外広告などによく使用されています。
トロマットのお手入れ方法
手洗いでの洗濯をおすすめします。
洗剤は、蛍光剤や漂白剤を使用せず中性洗剤で洗濯して下さい。
洗濯後は、乾燥機などは使用せずに、印刷面を内側にして直射日光の当たらない場所で自然乾燥させて下さい。スチームアイロンはおすすめできません。
トロマットの保管方法
プリント面を内側にして折りたたみ、直射日光が当たらないような風通しの良い場所で保管して下さい。
ターポリン/メッシュターポリンのお手入れ方法
ターポリン素材の横断幕は、とても丈夫なので長期に屋外で使用する事が可能ですが経年劣化などは避けられません。少しでも長く使えるために、
気になる汚れは柔らかい布を濡らして、優しくふき取って下さい。
印刷が剥がれてしまう可能性がありますので、ゴシゴシ拭く事は避けましょう。
ターポリン/メッシュターポリンの保管方法
厚みがあり素材が固くシワがつきやすいため、ターポリンは折りたたんでの保管は厳禁です。 インクが剥がれてしまう可能性がありますので、保管の際にはプリント面を内側にして丸めて保管して下さい。
のぼりのお手入れと保管方法
(なにわ製麺誉商店様)
飲食店などでよく見かけるのぼりに多く使用されているのが、テトロンポンジとテトロンツイルです。
一般的に、のぼりにはコスト的に安価なテトロンポンジという生地を使用している事が多いです。
またテトロンポンジは、のぼりの他にも吊り下げ旗に使用される事も多いようです。吊り下げ旗とは、イベントや飲食店などでよく見かけるコーヒーやかき氷と書いてある旗の事です。軽い素材ですので、ヒラヒラと風になびく感じが食欲をそそりますよね。
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テトロンポンジのお手入れ方法
テトロンポンジは生地が薄く、耐久性がありませんので洗濯機での洗濯は控えた方が良いでしょう。
また、汚れた個所をゴシゴシとこする事も避けて下さい。生地が傷むのと同時にプリントも落ちてしまう可能性があります。
汚れが気になる場合は、バケツやタライなどにぬるま湯をはり、つけ置きをして汚れを落とします。
洗剤は中性洗剤を使用する事をおすすめします。つけ置き後はギュッと絞ったりせず、やさしく脱水してシワをたたいてから陰干しして下さい。
テトロンポンジの保管方法
屋外に出したまま雨風にさらしていると変色や劣化も進みます。普段から使用しない時には、室内に入れておくなどして少しでも長く使用できるようにしましょう。
長期間保管する際には、よく乾かしてからロール状に丸めて保管して下さい。
いかがでしたでしょうか。それぞれの素材で保管方法やお手入れ方法が違う事を知っておけば、旗やのぼりを購入した時に良い状態で長く使える事になります。
是非、ご自分の旗やのぼりがどの素材でできているかを確認し、保管方法やお手入れ方法を確認してください。