横断幕・のぼり・看板との違いとは?
外を歩いていると必ずと言っていいほどに横断幕やのぼり、看板を見かけると思います。 全て宣伝広告媒体という意味では同じですが、それぞれの特徴や違いを知っていますか?
横断幕とは?
横断幕とは旗の一種で、横長の布などに文字や絵をかき、標語や広告、メッセージなどを多くの人に伝えるための幕の事を言います。 基本的に『横に広げられる幕』が横断と呼ばれ、『縦に広げられる幕』は懸垂幕と呼びます。
学校などで良く見かける上階から下に垂れ下がる幕『垂れ幕』は通常懸垂幕を指しますが、横断幕には垂れ下がった幕、という意味合いもあるのでこれも横断幕と呼んでも間違いではありません。 尤も横断幕の別名では垂れ幕、ではなく『側幕』と呼ぶ方が一般的です。 横断幕と懸垂幕は横か縦かの違いしかなく、使用される素材には全く違いはありません。
横断幕の利用法としては主に屋内外のイベントで掲げられる事が多く、尤も良く見かけるのはスポーツの試合等で使用される応援幕で、プロアマ、公営競技問わず幅広く利用されています。 表記する文字もチーム名やスローガン等、選手に呼びかけるものが目立ちます。 後は『○○出場決定!』など外部に広く宣伝する為に屋上から垂らしている事も多いようです。 その他、看板よりも嵩張らず、持ち運びや設置が楽だという理由から歓送迎会や発表会でも用いられる事もあります。
また、集合写真や記念写真を撮る時に利用される事もあります。 看板だと取り外しが難しいものの場合、その前でないと写真が取れないとう事がありますが、横断幕にすれば『手で持って一緒に写真に写る事が出来る』ので重宝されるようです。
横断幕の詳しい利用方法についてはこちらのぼりとの違いは?
のぼりも旗の一種で現代では宣伝広告媒体として使用されています。 ですが横断幕や懸垂幕、看板よりも「指標」としての使われ方をされる事が多いです。 その理由としては、のぼりは元々戦国時代に敵味方の区別をつけるための指標として使用されていたからで、その名残が今でも残っているのですね。
基本的にのぼりの用途は横断幕と同じですが、使用方法が少し異なります。 横断幕や懸垂幕は基本的に紐や竿で吊って使用する事が多いのですが、のぼりの場合は縦長の布の片側を竿などに通し、地面に固定して使います。 横断幕や懸垂幕が壁や屋根といった様々なスペースで使用されるのに対し、のぼりは敷地内に『設置される』と言った違いが特徴的なのです。
看板との違いは?
看板も横断幕、のぼり等と同じように宣伝広告媒体として使用されるものですが、他のものとは材質が異なります。 横断幕、懸垂幕、のぼりが布製なのに対し、看板は主に木、プラスチック、金属などのある程度の耐久性がある材質を使用しています。 良く見かけるものとしては、標識や案内板、店舗の入り口脇にその店の特徴を表記して目立つ様に置かれている事が多いです。 飲食店ではメニューや本日のおすすめ等が良く見られますね。看板はこのようにほぼ野外で使用されるものなので、風雨に晒されても問題ないように丈夫でなければいけません。
そんな看板の一番の特徴は材質が布に限定されてしまっている横断幕やのぼりとは違い、電飾での演出が可能となる事です。 丈夫で堅い材質なのでその周囲にLEDやネオンで飾り付ける事が出来、看板そのものを電光掲示版として光らせることもできます。 そうして飾り付けた看板は夜でも色鮮やかに発光し目を引くので、宣伝効果は抜群と言えるでしょう。
以上が横断幕とのぼり、そして看板の違いです。 どれも宣伝広告媒体ですがそれぞれシーンに合った使い方をすればかなりの宣伝効果を発揮します。 スポーツやイベント、お店の宣伝に、気軽に使ってみませんか?