illustratorで簡単にカットパスを作る方法と注意点を解説

illustratorにカットパスを作る方法

カットパスの意味や作り方がよくわからなかったり、作成時の注意点を知りたいと感じたりしている方は多いのではないでしょうか。この記事では、カットパスについてやillustratorでカットパスを作る方法、カットパス作成時の注意点などを解説します。ポイントを押さえれば簡単な手順でカットパスを作ることができます。

カットパスとは、印刷したパネルなどをくり抜いたり切り抜いたりする際に、切断する箇所を示す仕上がり線のことをいいます。仕上がりの形が四角形以外になる場合、どこをカットするのかを示すためにカットパスを作成します。

カットパスは、印刷物をどの形に切り抜くかを示すための重要な線で、指定した形状にカットしたい場合にカットパスを作成する必要があります。これがないと、データ不備として追加料金が発生する場合があります。

カットパスが必要な商品の具体例を、以下にまとめました。

・変形パネル(等身大パネルやRカットパネルなど)
・ステッカー
・マグネットシート
・アクリルスタンド
・アクリルキーホルダー

カットパスが必要な商品

カットパスをillustratorで作る方法を、2手順に分けて説明していきます。今回ご紹介する方法は全てillustratorバージョン2023で作成した手順と画像になります。バージョンによっては操作手順が異なる場合があります。

画像トレースを使う場合の、5つの手順を解説します。

1.画像トレースパネルを表示

まず、カットパスを作りたい画像をクリックし、「ウィンドウ」→「画像トレース」の順に選択して画像トレースパネルを表示します。

①画像トレースパネルを表示

2.プリセットメニューでシルエットを選択

画像トレース用のパネルに入っている「プリセットメニュー」から「シルエット」を選びます。すると、クリックした画像が黒くなるため確認し、次の作業に進みます。

②プリセットメニューでシルエットを選択

3.作業を確定させる

コントロールパネルにある「拡張」を押すと、作業が終わります。

③作業を確定させる

4.白抜き部分を黒く塗りつぶす

イラストに白抜きが残っているときは、全て黒く塗る必要があります。
対象の輪郭にカーソルをあて右クリック→「グループ解除」→「複合パスを解除」の順に進めます。
ツールバーの「ウィンドウ」から「パスファインダー」を表示→「合体」の形状モードを選択すると白抜き部分が黒くなったことを確認し次の作業に移りましょう。

④白抜き部分を黒く塗りつぶす

5.塗りと線の色を変換する

ツールバーにある背景と線の色を変換することで、カットパスが完成します。

⑤塗りと線の色を変換する

ペンツールを使う場合の、2つの手順を解説します。
illustratorをはじめ、アドビソフトのPhotoshopでも取り入れることができる方法になります。

1.輪郭をなぞりトレースする

ペンツールでカットパスを作るには、イラストの輪郭部分をなぞりトレースするとカットパスの作成が可能です。
ただし、ロゴやイラストの表示がある場所とは別で作成を行う必要があります。その場合は、「レイヤーウィンドウ」から「新規レイヤー」を足し作業を進めましょう。

①輪郭をなぞりトレースする

2.パスが閉じているかを確認する

トレースが完了したら、パスが閉じているかを確認します。カットパス線の始点と終点がつながっていないと、カットパスが作成できません。
曲線にあたる角は、鋭角に一度つなげ「効果」タブ→「スタイライズ」を選択します。「角を丸くする」機能で、角を丸めましょう。

②パスが閉じているかを確認する

OK例とNG例を紹介します。

パスが閉じている閉じていない例

カットパスを作成するうえで、押さえておくべき注意点は以下の3つです。イメージ通りの印刷物に仕上げるため、参考にしてください。

カットパスとデザインが近すぎると、印刷所などでの裁断時に、想定した位置と違うところで裁断されてしまう可能性があります。複雑なデザインの場合は特に注意が必要で、塗り足しや余白をあらかじめ付け足しておきましょう。

デザインとの間隔に気をつける

カットパスには複雑な形状や鋭角は避けてください。きれいに仕上がらなかったり、機械でカットする際にエラーが発生したりする原因となってしまいます。
また、カットパスの始点・終点であるアンカーポイントを少なめに設定し、アンカーポイント同士の間隔を最低でも5mmは空けましょう。

カットラインをなめらかにする

印刷業者によって指定されるデータ形式は異なり、illustratorだけでなくPhotoshopでのデータ提出を指示される場合があるため、入稿データ形式を確認してカットパスデータを作成しましょう。
また、提出するカットパスのデータ内容に関するルールも業者によってさまざまなため、サイトの利用ガイドや案内をしっかり確認するとよいでしょう。

MAKUSHOPでは、illustratorを使用してマグネットシートや屋外大判シールなど、さまざまな商品を作成することができます。今回ご紹介した内容を踏まえてぜひ作成してみてください。