軽量カラーシートの特徴や選び方・他素材との違いを解説!
幕やシートを選ぶ際には、設置場所や用途だけでなく、扱いやすさや見た目、コストなど、さまざまな点を考慮する必要があります。なかでも軽量カラーシートは、従来の幕材とは異なる特徴を持つ素材です。建築現場やイベント、店舗など、幅広い場面で活用されています。この記事では、軽量カラーシートの基本的な特徴や他の幕材との違い、用途に応じた活用例をわかりやすく解説します。
軽量カラーシートの基礎知識
軽量カラーシートの正式名称は「ターピー PE防炎クロス」といい、ポリエチレン素材を使用しています。ポリエチレンは、ブルーシートなどにも使われている身近な素材です。大判の幕はサイズが大きくなるほど生地そのものの重量も増えます。軽量カラーシートは、一般的なターポリンよりも軽量な生地で、大型の幕にも使いやすい幕の新定番です!
重さは約188g/㎡、厚さは約0.3mmです。一般的なターポリンが約380g/㎡であることを踏まえると、同じ面積でも生地の重量を抑えやすい点が特徴です。また、薄手の布生地のように柔らかく垂れる素材ではなく、ブルーシートのようなシートらしい適度な張りがあります。軽さだけでなく、取り扱いやすさや形状の安定感も考慮したい場合にもご検討いただけます。
軽さと扱いやすさを生かせる軽量カラーシートは、幕材の新定番として、建築現場やイベント、店舗販促などさまざまな用途で活用されています。MAKUSHOPでは、軽量カラーシートをはじめ、さまざまな幕材を使用した商品を取り扱っています。幕の製作をお考えの際は、ぜひ商品をご覧ください。
軽量カラーシートと他素材との違い
幕材は、生地によって重量や耐久性、見た目、機能などに違いがあります。軽量カラーシート以外にもさまざまな種類があるため、「何を優先したいか」を基準に比較すると、用途に合う素材を選びやすくなります。
■軽量カラーシート
軽量カラーシートは、約188g/㎡とターポリンのおよそ半分の重量で、幕材の中でも重量を抑えながら一定の耐久性を備えた生地です。大判サイズでも一般的なターポリンより幕全体を軽く仕上げやすく、価格も中程度に設定されています。
価格:中程度
耐久性:中程度
特に、施工場所まで幕を運ぶ距離が長い場合や、取り付け・取り外しを繰り返す場合は、素材の重量が作業性に影響します。こうした条件では、軽量カラーシートのメリットを感じやすいでしょう。
■ターポリン/グロスターポリン/メッシュターポリン
ターポリン系の生地は、軽量カラーシートとは異なる特徴を持つ幕材です。ターポリン、メッシュターポリン、グロスターポリンの3種類があり、重量や構造、風への対応など、それぞれに特性があります。
ターポリン:約380g/㎡で、軽量カラーシートより耐久性が高く、価格も比較的抑えやすい
メッシュターポリン:約270g/㎡で、メッシュ状になっており風を通しやすい
グロスターポリン:約500g/㎡で、厚みがあり、耐久性を重視する用途に向く
価格:比較的安め
耐久性:高め
長期間屋外に掲示するなら耐久性、風を受けやすい場所なら通気性など、設置環境に応じて選び分けることが重要です。重量を重視するなら軽量カラーシート、耐久性や風対策を重視するならターポリン系というように、優先条件を整理して比較すると選びやすくなります。
■テトロンポンジ
テトロンポンジは、約60g/㎡(防炎なしの場合)と、比較する生地の中でも軽く薄手の素材です。背景が若干透ける生地で、防炎加工を付けることもできます。比較する生地の中でも価格を抑えやすく、薄手で軽いタイプです。耐久性はあまり高くありませんが、短期間のイベントなど、使用期間が限られる場面では使いやすい生地です。
価格:安め
耐久性:低め
MAKUSHOPで取り扱う生地の中でも特に安価で、屋内外のスポーツ応援幕など、1週間ほどのイベントでの使用に向いています。
■テトロンツイル
テトロンツイルは約143g/㎡と比較的軽量で、濃い色の発色がよく、しなやかな光沢による高級感が特徴の生地です。価格は中程度で、団旗や社旗などにも使用されています。
価格:中程度
耐久性:低め
耐久性だけを優先するのではなく、発色や光沢など仕上がりの印象も重視したい場合に検討しやすい生地です。
■遮光ターポリン
遮光ターポリンは約540g/㎡と、今回比較する素材の中では重量のある生地です。通常のターポリン2枚の間に黒い生地を挟んだ構造で、光を通しにくく、両面印刷ができるのが特徴です。価格・耐久性ともに高い位置にあります。
価格:高め
耐久性:高め
耐久性や遮光性を優先したい場合や、表裏の両面から情報を見せたい場合に適した素材です。重量や価格も考慮しながら、設置場所や用途に合った生地を選ぶ必要があります。
軽量カラーシートがおすすめなケース
軽量カラーシートは幕を設置する場所や使用方法によって、その軽さを生かせる素材です。単に「軽い生地が欲しい」という場合だけでなく、幕のサイズや施工方法まで含めて考えると、向いているケースを判断しやすくなります。
- 大判サイズにするため、完成した幕の総重量を抑えたい
- 搬入場所から設置場所まで距離があり、持ち運びの負担を減らしたい
- イベントなどで設置・撤去を何度も行う
- 塩ビを使用しないなど、環境に配慮した素材を選びたい
- 屋外で使用する一方、ターポリンほどの重量は避けたい
運搬や設置の負担を軽減したい場面に加え、素材選びで環境面も考慮したい場合に、軽量カラーシートが候補になります。
用途別!軽量カラーシートの活用例
軽量カラーシートは、建築現場からイベント、店舗での販促まで、さまざまな場面で活用できます。ここでは、用途ごとの具体的な使用例や、活用する際に確認しておきたいポイントを紹介します。
建築現場
建築現場では、仮囲いや作業スペースの仕切り、工事内容を知らせる告知幕などに、大判のシートが使われます。大型の幕を扱う場合は、生地の重量も選定時に確認したい要素です。軽量カラーシートなら、サイズが大きくても重量を抑えやすく、設置や撤去を行いやすくなります。使用する場所や必要な性能を確認し、現場の条件に適した生地を選ぶようにしましょう。
イベント・展示会
イベントや展示会では、ブースの装飾や案内、メッセージの掲示などに幕を活用できます。短期間の開催では、搬入から設営、撤去までをスムーズに進められる生地がおすすめです。大判の装飾幕にも、軽量カラーシートなら重量を抑えやすく、会場での取り扱いにも向いています。なお、会場によっては防炎などの使用規定が設けられているため、事前に確認しておく必要があります。
店舗・販促
「セール開催中」「期間限定」など、店頭で伝えたい情報を大きく掲示する販促幕にも軽量カラーシートを活用できます。季節のキャンペーンや期間限定ショップ、催事など、内容を入れ替える機会が多い場合は、幕そのものの耐久性に加え、スタッフが無理なく交換できる重量かどうかも確認したいポイントです。掲示内容を頻繁に変更する店舗では、取り付け・取り外しの回数まで想定して素材を選ぶと、日々の作業負担を抑えやすくなります。店舗の入口や壁面など、掲示する場所や必要なサイズを考慮し、伝えたい情報を見やすく掲示できる生地を選ぶことが大切です。
養生
工事や作業の際には、周囲への汚れや飛散を防ぐため、シートで必要な範囲を保護する場合があります。こうした用途では、作業の進行に合わせて設置や撤去をしやすい生地が適しています。軽量カラーシートは、必要な範囲を一時的に覆う場面でも扱いやすく、作業内容に応じた使い方が可能です。
DIY
DIYでは、空間の簡易的な装飾や仕切り、周囲からの視線を遮る用途など、目的に合わせてシートを活用できます。例えば、作業スペースを区切ったり、外から見えにくい空間をつくったりする使い方があります。軽量カラーシートは移動や加工もしやすいため、必要な場所へ移動させながら使いたい場合にも便利です。設置する場所や方法に合わせて、サイズや加工の有無を選ぶと使いやすくなります。