体育祭で使えるかっこいい四字熟語とスローガンをご紹介

学校行事の中でも特にクラスやグループの団結力が高まる機会である体育祭。
そんな体育祭のスローガンには、チームやクラスの目標や意気込みを表現するため、かっこいい四字熟語が応援幕や団旗によく使われています。
この記事では、体育祭のスローガンに適した四字熟語50選を、言葉の意味と合わせて解説していきます!中学生や高校生向けに少し難しい言葉や表現を使ったものから、小学生向けのわかりやすいものまでテーマごとに詳しく紹介していくので、チームに合った四字熟語を見つけてみてください!
最後には四字熟語を取り入れたスローガンのデザイン例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【イメージ別】中学生・高校生にオススメしたいかっこいい四字熟語42選
まずは中学生から高校生が体育祭で使えるオススメの四字熟語をご紹介します。
赤組や白組など色をベースにした言葉(色をイメージさせるもの)や、努力を現したもの、気持ちを表現したものまでテーマごとに四字熟語を見ていきましょう。
言葉の響きや意味から、クラスTシャツ、応援幕、団旗などに使ってみてください。
【色】がテーマの四字熟語10選
四字熟語 | 意味 |
---|---|
気炎万丈 (きえんばんじょう) |
炎が強く燃え上がり、他の軍勢を圧倒するほどの気合や気持ちが入っている様。赤やオレンジなどがイメージできそうですね。 |
風林火山 (ふうりんかざん) |
「疾きこと風の如く、しずかなること林の如く、侵し掠めること火の如く、動かざること山の如し」戦国武将・武田信玄が軍旗に掲げて有名になった言葉。 風から青や火から赤、山から緑などいろいろな色をイメージできそうです。 |
赤手空拳 (せきしゅくうけん) |
誰から手を借りることなく、自分の力だけで物事を行うこと。 武器を持たずに、素手で敵に向かっていくという意味が込められていて体育祭にはぴったりではないでしょうか。赤組に合いそうです。 |
青天白日 (せいてんはくじつ) |
雲一つない晴れ渡った青空と輝く太陽のこと。 そんな空の下、体育祭を行いたいという願いも込めてスローガンにするのもいいかもしれません。青組にオススメしたいですね。 |
腕白小僧 (わんぱくこぞう) |
いたずら好きで元気な子どものこと。 ちょっと意味が分かりすぎてしまいますが、クラスTシャツに書いて周りの笑いを誘うのもありかもしれません。白組にぴったりです。 |
蒼狗白衣 (そうくはくい) |
世の中の変化が速いことのたとえ。 「蒼狗」は青い犬または黒い犬のことで「空に浮かぶ雲は、犬に見えたかと思えば、すぐに白衣に見える」という変化が速いという意味から「競走の速さ」などにかけてみてはいかがでしょう。青や白がイメージできます。 |
青雲之志 (せいうんのこころざし) |
立派な人物になるために自身の心を磨き上げるという意味。 青や白を連想できます。 |
柳緑花紅 (りゅうりょくかこう) |
自然のままの美しさのこと。 字のインパクトは抜群です。花や紅から赤組などにいかかですか? |
雲外蒼天 (うんがいそうてん) |
困難や試練を努力で乗り越えれば、その先に明るい未来があるという意味。 雲を越えた先に蒼天(晴れた青空)が見える様から。 |
桜梅桃李 (おうばいとうり) |
桜、梅、桃、李(すもも)がそれぞれ異なる美しい花を咲かせることから「みんな違ってみんないい」「個性が集まっている」という意味。赤やピンク色で表現したい時に適しています。 |
【団結力】がテーマの四字熟語5選

四字熟語 | 意味 |
---|---|
戮力協心 (りくりょくきょうしん) |
全員の心を一つにして協力しながら物事を取り組むこと。「戮力」は力を合わせる、「協心」はみんなの心を一つにするという意味がある。 |
臥薪嘗胆 (がしんしょうたん) |
成功するために耐えること。目標に向かって、様々な困難に耐え忍ぶこと。 |
一団和気 (いちだんわき) |
なごやかな雰囲気のこと。 親密さがあふれており、親しみやすい様子を表しているのでクラスTシャツに最適かもしれません。 |
一心同体 (いっしんどうたい) |
2人かそれ以上の人同士が、1人の人間であるかのように心を1つにして、強い絆を持っていること |
一味同心 (いちみどうしん) |
同じ目的に向かって集まった人たちが、心を1つにして力を合わせること。「一味」は一つの味という言葉で平等などの意味をもつ。 |
【速さ・勢い】がテーマの四字熟語9選

四字熟語 | 意味 |
---|---|
疾風迅雷 (しっぷうじんらい) |
非常に速い風と激しい雷という意味から、動きや変化が非常に速い様子を表しています。 |
電光石火 (でんこうせっか) |
動きが極めて早いことを指し、一瞬のようなごく短い時間を表します。 競走競技にはもってこいの一言。 |
獅子奮迅 (ししふんじん) |
獅子が勢いよく暴れるように、身体の力を奮い立たせる様子。 |
飛竜乗雲 (ひりゅうじょううん) |
「飛竜雲に乗る」とも読みますが、英雄(空を飛ぶ竜)が才能を発揮することを意味しています。 クラスから飛竜のごとくヒーローが出ることを祈念して使ってみてもいいのではないでしょうか。 |
旭日昇天 (きょくじつしょうてん) |
朝日が天に勢いよくのぼる様子から転じて、勢いがきわめて盛んなこと。 |
一騎当千 (いっきとうせん) |
一人で千人の敵を相手にできるほど強い人。並み外れた能力や経験を持っていること。 |
快刀乱麻 (かいとうらんま) |
こじれた物事や無理難題を巧みに処理して解決すること。 もつれた糸が勢いよく断ち切られる様子から。 |
疾風怒濤 (しっぷうどとう) |
時代や状況が大きく変化することや、激しく押し寄せること。 激しい風や波という意味を持つ漢字の四字熟語です。 |
意気衝天 (いきしょうてん) |
天を衝くほど意気込みが盛んなこと。元気で勢いがある様子としても使われます。 |
【勝利への意気込み】がテーマの四字熟語8選

四字熟語 | 意味 |
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百挙百捷 (ひゃっきょひゃくしょう) |
どんなことをしても全て上手くいくことで、「捷」は勝つという意味があります。 |
出奇制勝 (しゅっきせいしょう) |
相手が思いつかないような作戦・策略を使って勝つこと、「奇を出だして勝ちを制す」とも読みます。 |
先手必勝 (せんてひっしょう) |
先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるという意味を持っています。 何事も相手の先手を制するようにという気持ちを込めて体育祭に臨めるでしょう。 |
初志貫徹 (しょしかんてつ) |
最初に心に決めた志を最後まで貫き、持ち続けること。 |
百折不撓 (ひゃくせつふとう) |
何度失敗してもくじけず、自分の志は曲げないこと。勝利に向かってくじけない様子を表現できます。 |
勇猛果敢 (ゆうもうかかん) |
何事も恐れず、勇ましく決断力があること。勇気をもって思い切って実行すること。 |
神算鬼謀 (しんさんきぼう) |
神や鬼が考えた策という意味から、人の考えとは思えないほど優れた巧みな策略のこと。巧みな策で勝利を目指すなどの表現に使えます。 |
力戦奮闘 (りきせんふんとう) |
勇気や力を振り絞って全力で戦うこと。 |
【努力】がテーマの四字熟語10選

四字熟語 | 意味 |
---|---|
一念通天 (いちねんつうてん) |
どんなことでも一心に念じて努力し続ければ必ず成就するということを表します。 「一念天に通ず」とも読みます。 |
精神一到 (せいしんいっとう) |
ものごとに対して精神を集中してあたれば、どんなことでも必ず成し遂げることができるという意味です。 |
磨斧作針 (まふさくしん) |
惜しまずに努力し続ければ、困難なことでも必ず成就することのたとえを表しています。 |
駑馬十駕 (どばじゅうが) |
才能がない人でも、努力をすれば才能のある人に並ぶことができる。 「駑馬」は足の遅い馬を意味しています。 クラスや団の総合力が他より劣っていそうなときにはこちらを使って気持ちを奮い立たせてもいいのではないでしょうか。 |
山溜穿石 (さんりゅうせんせき) |
山から滴り出る水が、長い時間をかけて岩石に穴をあけるという意味を持っています。 これが転じて小さな努力を重ねていけば、どんなことも成し遂げることができることを表わす四字熟語となっています。 |
無二無三 (むにむさん) |
ただ1つの物事に一途に、ひたすら打ち込むこと。唯一無二であること。 仏教用語が由来で、仏への道は一つのみで他にないという意味から来ています。 |
一意専心 (いちいせんしん) |
他のことに気を取られず、1つのことに心を集中すること。 |
我武者羅 (がむしゃら) |
1つの目標や目的に向かって、夢中で取り組むこと。他のことを無視したり向こう見ずにふるまうという意味もありますが、それほどの意気込みで全力で取り組むという意図で使えるでしょう。 |
直往邁進 (ちょくおうまいしん) |
ためらわずにまっすぐ突き進むこと。 |
粉骨砕身 (ふんこつさいしん) |
「骨を粉にし身を砕く」という意味から、力の限り一生懸命に取り組むこと。 |
小学生にぜひオススメしたいかっこいい四字熟語8選

ここでは小学生で習う漢字や分かりやすい言葉をメインとした小学校の運動会でも使える四字熟語をご紹介します。
四字熟語 | 意味 |
---|---|
以心伝心 (いしんでんしん) |
言葉を使わなくても、おたがいに気持ちが通じ合う様子。 |
一念発起 (いちねんほっき) |
ある事をしようと強く決意すること。 |
縦横無尽 (じゅうおうむじん) |
自由自在、思う存分に動き回ること。 小学生の頃なら自由に体育祭や運動会を楽しむという精神が大事かもしれません。 |
切磋琢磨 (せっさたくま) |
仲間同士でお互いに励まし合い自分の心や身体を磨みがくこと。 |
一致団結 (いっちだんけつ) |
みんなで心を一つにし、同じ目標に向かって行動すること。 |
完全燃焼 (かんぜんねんしょう) |
最後まで力を出し切り、やりきること。十分な酸素がある状態でものが燃え尽きる様から転じた言葉。 |
完全無欠 (かんぜんむけつ) |
欠点がなく、非の打ち所がない。完璧なさま。 |
万里一空 (ばんりいっくう) |
1つの目標に向かって、努力を続けること。 本来の「世界はどこまで行っても1つの空の下にあること」という意味から転じて。 |
四字熟語を使ってスローガンを作ろう!!
四字熟語を使ったかっこいいスローガンを応援幕や団旗などに書いて体育祭の気分を盛り上げましょう。
それではいくつか参考例を挙げていきます。
★ To bust one's tail~粉骨砕身、惜しまぬ努力で~
英訳を使ったスローガン「To bust one's tail=粉骨砕身」となります。
努力をテーマにしたキャッチコピーでもありますね。
★ 飛竜乗雲の勢いで勝利を目指す○○組
四字熟語をベースに自身の所属する組を盛り込んだスローガンも分かりやすいかもしれません。
競技に勝ってヒーローになれるよう頑張りましょう。
★ ~○○組一念天に通ず~
四字熟語をそのまま使うのではなく、読み下して使うとスローガンとして使いやすい場合もあります。「一念天に通ず」は「一念通天」を読み下した表現です。
勝利を信じて努力すればきっと優勝できるという願いを込めて「赤組一念天に通ず」といったようにシンプルにまとめてみるといいですね。
★ 電光石火の○○組、獅子奮迅の活躍で優勝を目指す
四字熟語を2つ組み合わせるのもひとつの手法。
クラスや団で使いたい言葉の候補が複数出てきたらこうして組み合わせてみましょう。
四字熟語を使用した応援幕のデザイン例
クラスや団ごとに四字熟語やスローガンが決まったら、横断幕やクラスTシャツにデザインを落とし込んでいきましょう。ここまでご紹介した四字熟語やスローガンを使った応援幕デザイン例をご紹介します。言葉の意味に合った装飾や、団ごとのイメージカラーを取り入れるといいでしょう。また、こちらは弊社のWEB上デザインで作成したデザイン例です。PCやスマートフォンから簡単にオリジナルのデザインが作成できますので、ぜひチェックしてみてください。



