のぼり旗や幕で使用される「ポンジ生地」とは?特徴や用途をご紹介!

のぼり旗や幕で使用される「ポンジ生地」とは?特徴や用途をご紹介!

ポンジ生地は軽量で視認性が高く、風に舞う特性を持つポリエステル100%の生地です。特に短期間の販促物におすすめです。発色が良く、簡単に目を引く効果があります。しかし、耐久性が低いといったデメリットがあるため、使用や保管方法に注意が必要です。

この記事では、ポンジ生地の特徴や用途、長持ちさせるための方法について詳しく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、効果的な活用方法をチェックしてください。

ポンジ生地は軽くて発色が良く、短期間のプロモーションにおすすめです。ここでは、ポンジ生地の特徴について詳しく解説します。

ポンジは正式名称「テトロンポンジ」の略称です。縦と横の糸を交互に織り交ぜる平織りの技法で作られた、ポリエステル100%の生地を指します。ポンジ生地の特徴は以下のとおりです。

■メリット
軽くて薄い:風でヒラヒラと動き、視認性が向上
乾きやすい:雨に濡れてもすぐに乾く
発色が良い:印刷した文字や画像が鮮明
裏抜けが良い:裏面でもきれいに見える
安価で提供可能:複数枚使う場合でもコストを低く抑えられる

■デメリット
耐久性が低い:屋外での使用では約3ヶ月での交換が目安
長期間の使用には不向き:風や直射日光で色褪せや破れが発生しやすい

ポンジ生地の特徴について

ポンジ生地は短期間の使用や限定的なプロモーションにおすすめです。コストパフォーマンスが良く、視認性の高いのぼり旗を作りたい場合に適した選択肢です。ただし、長期間の使用には耐久性が不足しているため、定期的な交換が求められます。

ポンジ生地は軽量で風になびきやすく、裏抜けが良いため、のぼり旗や販促物に使用される素材です。イベント会場や街角でよく見かけるのぼりの多くが、ポンジ生地で作られています。当店では横断幕や垂れ幕、店頭幕、イベント幕などにポンジ生地が使用されています。

のぼり旗や幕に使用される素材には、テトロンポンジ、トロピカル、トロマットの3つの代表的な生地があります。それぞれの特徴と使用用途を以下の表でまとめました。

メリット デメリット 素材 使用用途
テトロンポンジ ・薄くて軽いので風によくなびく
・価格が安い
耐久性に乏しい ポリエステル のぼり旗、横断幕など
トロピカル ・ツイルよりさらに耐久性がある
・大型ののぼりなどにおすすめ
インクの浸透率はポンジに劣る ポリエステル 紅白幕
法被など
トロマット ・トロピカルよりもさらに耐久性がある やや重く、価格が高め ポリエステル タペストリー
バナースタンドなど

これらの生地にはそれぞれ特性があり、用途や予算によって選択が必要です。特に耐久性を重視するなら、トロピカルやトロマットが適しています。

トロマット生地についての詳細はこちらのコラムでご確認いただけます。

コラムを見る

ポンジ生地を使用して幕を作成する際の参考価格は以下のとおりです。価格はサイズによって異なりますので、用途に合わせて選択してください。

120cm 180cm 240cm 300cm 360cm
60cm 3,025円 3,267円 4,356円 5,445円 6,015円
90cm 3,267円 4,900円 6,015円 7,519円 8,634円
150cm 5,445円 7,519円 9,594円 11,992円 13,743円
210cm 7,018円 10,073円 12,826円 16,033円 19,240円
300cm 9,594円 13,743円 18,324円 22,905円 26,136円
※金額は税込表示です。
※オプション無し、5営業日出荷の場合(2025年1月時点)

価格は「MAKUSHOP」での目安となります。オリジナル幕商品の作成時、サイズやデザインによって金額が変動する場合がございます。

ポンジ生地ののぼりを長持ちさせるためには、加工方法や日常的なお手入れ、保管が重要です。強度を高める加工や洗濯、収納方法を実践すれば耐久性を上げることができます。以下にポンジ生地の保管方法について解説します。

ポンジ生地を長持ちさせるためには、仕様を変更するといいでしょう。生地を断裁しただけの状態では強度が劣りますが、以下の加工方法を施すことで強度や耐久性を上げることができます。

生地の仕様を変える1

■ロープ縫込み加工
生地の四辺にロープを縫い込んで周囲を補強する加工法です。触れると凹凸が感じられるのが特徴であり、風や外的要因に対する耐性が強化されます。

■縫製加工
幕の周囲に1本針の縫製を施すことで、ほつれを防ぎ、強度を増します。しっかりとした縫製は生地を長持ちさせる鍵となります。

※MAKUSHOPのビニール生地(ターポリン各種)には、2本針縫製を施しています 生地の仕様を変える2

■上下棒袋縫い加工
生地を袋状に折り返し、棒やポールを通す加工です。設置が安定し、特に風で飛ばされにくくなります。

■標準ハトメ加工
金具を使ってロープを通すための穴を開け、裏にレザーを縫い付けて補強します。この加工は非常に丈夫で強風時でも破れにくいのが特徴です。

以上のような加工を施すことでポンジ生地のデメリットが改善され、耐久性が向上します。

ポンジ生地ののぼりを長持ちさせるためには、適切なお手入れと保管が重要です。以下の内容を確認してポンジ生地をより長持ちさせましょう。

■お手入れ方法
汚れが目立った場合、中性洗剤を使って1枚ずつやさしく押し洗いします。漂白剤や蛍光剤配合の洗剤、強い洗浄力を持つ弱アルカリ性洗剤や石けんは、変色を引き起こす恐れがあるので避けましょう。

アイロンをかける場合は低温で、当て布を使ってしわを伸ばします。高温設定でのアイロンは生地を溶かすリスクがあるため注意が必要です。

■保管方法
使用後はしっかり乾燥させ、直射日光や高温多湿の場所を避けて保管します。ビニール袋に入れ、乾燥剤を加えることでカビや色褪せを防ぐことが可能です。また、折りたたまずに巻くか、ゆるくたたんで保管することでシワや色移りを防げます。

これらのケア方法を実践し、長く美しく使用できるようにしましょう。詳しくは、こちらのコラムをご覧ください。

お手入れ方法のコラムを見る

ポンジ生地は視認性が高く、軽量でコストパフォーマンスに優れた素材であり、短期間のイベントや販促物におすすめです。しかし、耐久性には限界があるため、定期的な交換や適切な管理が求められます。

また、ポンジ生地の耐久性を向上させる加工法や保管法を実践することで、長く美しい状態を保てます。この記事で紹介した方法を参考にして、ポンジ生地を活用しましょう。

当店では「横断幕・応援幕」をオリジナルデザインで作成することができます。作成をお考えの方はぜひご覧ください。

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