体育祭を盛り上げる応援旗・団旗

体育祭を盛り上げる!応援旗・団旗のデザインのコツ

体育祭にかかせない、各クラスの応援旗。
クラスのみんなでアイデアを出し合い、協力して作る応援旗はクラスの士気や団結力を高めます。
しかし、いざ応援旗を作るとなると、どのような色、デザインにして良いのか悩むこともあるのではないでしょうか。そこで今回は応援旗の基調となる色のセレクト方法や、色に合わせた応援旗のデザインのコツをご紹介します。

応援旗の基本レイアウトと、色のイメージをおさえよう!

応援旗の基本レイアウトと、色のイメージをおさえよう!

体育祭の応援旗といえば、チーム(クラス)の色を基調に、クラス名や「必勝」「挑戦」と言った鼓舞するスローガン、オリジナルのイラストなどを描いたものが思い浮かびます。最近ではアニメのキャラクターや担任の先生の似顔絵など、ユニークなものも増えてきています。
体育祭のクラスカラーが決まっている場合はその色をベースにデザインを考えられますが、決まっていない場合は色のセレクトから必要になってきます。そこで、応援旗でよく使われる色のイメージと、応援旗に描きたい色から連想されるものを紹介したいと思います。

情熱の赤

情熱の赤

赤は太陽や火、など燃え上がる熱エネルギーをイメージさせます。気分を高揚させたり、強い刺激で闘争心を煽る色のため、サッカーや野球、闘牛などスポーツではよく使われており、体育祭に適した色といえるでしょう。
選挙でも情熱を訴えたい候補者は赤色のネクタイをしめています。赤色は、炎、鬼、日の丸、不死鳥などが連想されます。

純白な白

純白な白

白は純白、純潔などを連想させる色と言われてます。
また最も明るい色のため、光を表すこともあります。光の早さや眩しさ、輝きなどが体育祭にふさわしいイメージでしょうか。白色は、白馬、ペガサス、ホワイトタイガー、雪、雲などが連想されます。

冷静な青

冷静な青

寒冷色の代表でもある青は鎮静効果の高い色です。集中力を高め、冷静さを保ち、気持ちを落ち着かせる色でもあります。白同様に好感度が高いというのも特徴です。冷静沈着というイメージが強いので、頭脳派の印象を与えます。
体育祭では、あくまで冷静に、競技に集中させるにはもってこいの色になります。青色は、海、空、水、雨、川、富士山、地球といった広大な自然を表すほか、サメ、マーメイド、青鬼などが連想されます。

豊かさを表す緑

豊かさを表す緑

緑は中間色で、安定や調和、見る人を落ち着かせると言われている色です。特に葉っぱや草、森など植物を連想させるので、リラックス効果や緊張を緩和させる作用、リフレッシュ効果などに期待ができます。自動車免許取り立ての時に貼る若葉マークに代表されるように、若さや新鮮さを表す色でもあります。
クラスの若々しいイメージや、植物が成長するような生命力を表現したい場合に適している色です。緑は植物のほか、龍、カメ、河童などが連想されます。

元気な黄色

元気な黄色

黄色は白を除く有彩色の中で一番明るい色になります。楽しさや元気良さをイメージさせ、心を弾ませてくれます。「黄色い声援」という言葉があるように、応援のイメージにも適した色が黄色です。
注意を促したり、集中力を発揮させたりするといった効果があると言われています。クラスの元気で明るいイメージを強調したい場合には黄色がふさわしいでしょう。黄色は太陽や光、ひまわり、タンポポのほか、トラやチーター、蜂などが連想されます。

高貴な紫

高貴な紫

少々重い色として捉えられるのが紫です。紫は昔から偉い人が着る服に使われていたり、今もお坊さんが身につけていたりするように、高貴な色として認知されています。神秘的なイメージや感性的なイメージが強いのもそのせいです。
紫は、感性を豊かにしたり、穏やかな気分を与えたり、心身の回復を促す効果があると言われています。紫は、蝶や宇宙、魔法などが連想されます。

遠くからでも目立つ!文字の配色を工夫しよう!

基礎となるメインカラーとイラストが決まったら、応援旗に入れるクラス名やテーマの文字の配色を考えましょう。

無彩色(白、黒、グレー)を使った配色

無彩色(白、黒、グレー)を使った配色

無彩色は、色相・明度・彩度のうち明度だけをもつ色のことです。具体的には白、黒、グレーが当てはまり、それ以外の色は有彩色となります。 サッカーのユニフォームをイメージして見てください。白との組み合わせや、黒との組み合わせが多いことに気がつくはずです。
無彩色はそれ単独だと無機質でクールなイメージになりますが、色味がないので基本どんな色とも相性が良いのが特徴です。白や黒はどんな色でも合わせやすいのですが、グレーは組み合わせによってはぼんやりしてしまうこともあるので要注意です。明度の差をつけて見やすい組み合わせにしましょう。

同系色を使った配色

同系色を使った配色

同系色は似たような色、近い色同士のことを指します。
例えば青と水色、緑と黄緑、赤とピンクといった組み合わせです。近い色同士なのでまとまっている印象を与えます。その一方で、あまり近すぎる色を重ねてしまうと、単調で抑揚のない面白みに欠ける印象になってしまうので、同系色を使いすぎるのにも注意しましょう。

補色を使った配色

補色を使った配色

補色とは、反対の色合いのことを指します。
青とオレンジ、黄色と青紫のような関係です。スポーツチームのユニフォームなどは、無彩色を使う場合を除いて、多くの場合補色の組み合わせでデザインされています。この配色は異なる色を重ねることで目立たせる効果が高まります。ビビッドなトーンで組み合わせるとより強調されて応援旗が目立つようになります。

体育祭の応援旗のデザイン例

下記では体育祭の応援旗のデザイン例を紹介します。デザイン作成の参考にご活用ください。

体育祭の応援幕のデザイン例_豊かさを表す緑
デザインの特徴 応援旗の背景には、緊張を緩和させると言われている緑を使用し、緑から連想される龍が描かれています。
また、応援旗の下部には「一致団結」という文字があり、クラスで一致団結しようとする思いが伝わるデザインです。
体育祭の応援幕のデザイン例_元気な黄色
デザインの特徴 応援旗の背景には、集中力を発揮させると言われている黄色を使用し、黄色から連想されるトラが描かれています。
また、応援旗の右上には「虎視眈々」という文字があり、勝利のチャンスを逃さないようにするという思いが伝わるデザインです。
体育祭の応援幕のデザイン例_冷静な青
デザインの特徴 応援旗の背景には、冷静さを保つと言われている青を使用し、青から連想されるサメが描かれています。
また、応援旗の上部には「不撓不屈」という文字があり、どんな困難にもくじけないという思いが伝わるデザインです。

まとめ

応援旗を作る場合、
1. メインカラーを決定する
2. メインデザイン(キャラクター)を決める
3. 応援旗の配色を考える
以上の流れになります。

この3つを決めて製作開始すれば、オリジナルの応援旗が出来上がります。
素敵な応援旗があれば体育祭がより一層盛り上がるでしょう。ぜひ参考にして自分達だけの応援旗を作ってみてください。