横断幕の生地選び方 用途や設置場所ごとに最適な生地とは
横断幕に使用される主な生地とは
横断幕でよく使われる生地とは、ずばりターポリンかトロマットの二種類となります。
ターポリンは、ビニール系の生地で雨風に強いのが特徴で、屋外使用や継続して掲示したい場合におすすめです。
トロマットは、布系の生地で適度な厚みと発色の良さが特徴で、持ち運びが簡単なため、屋内使用または持ち運びをする場合におすすめです。
【用途・設置場所別】横断幕の生地の選び方
横断幕でよく使用されるターポリンとトロマットですが、その中でも加工方法の違いによりターポリンは4種類、トロマットは2種類に分けることができます。
ビニール系の生地
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布系の生地
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・ターポリン | ・トロマット |
・メッシュターポリン | ・防炎トロマット |
・グロスターポリン | |
・遮光ターポリン |
設置場所や用途に応じて最適な生地を選ぶようにしましょう。
【屋外/長期掲示】飲食店・学校・建設現場にはターポリン
厚みがあり発色が良く、耐久性・防水性にすぐれており丈夫です。
そのため、屋外スポーツの横断幕などあらゆるシーンに設置可能です。
※防炎加工済み
風をよく通すため海沿いや高所など強風の場所に最適です。
透け感を生かしてお店の看板替わりにするのもよいでしょう。 ※防炎加工済み
普通のターポリンよりも発色がさらに良く光沢感があるため、写真をデザインした横断幕に適しています。
屋外の看板やタペストリーに最適です。
※防炎加工済み
光を通さず表裏への印刷が可能なことから店頭に掲げる垂れ幕や、日差しの強い場所への設置におすすめです。
※防炎加工済み
【屋内/持ち運び】イベント・スポーツ・寄せ書きにはトロマット
のぼりなどによく使われるポンジと同素材ですが、生地が分厚くマットな質感の発色が特徴です。
軽く持ち運びがしやすいことから屋内でのスポーツ応援やイベント用の横断幕が最適です。
火気に強く燃え広がりにくいため、飲食店や家電量販店など熱がこもりやすいところで安全性を発揮します。
また、印刷されたインクの発色がにじむことはありませんが、寄せ書きなどでマジックを使う場合、水性は雨や水に濡れるとインクがにじむため推奨していません。
マジックによっては油性でもにじむ可能性があるので試し書きなどで確認してみましょう。
※お客様個人で商品に加工を施した場合の保障はできかねます。
横断幕に使用される主な加工とオプションとは
作成した横断幕は、用途に合わせて以下のような加工方法があります。
横断幕で利用できる加工
設置する場合はハトメに紐を通して括り付けます。
「標準ハトメ加工」では、サイズに合わせて約100cm間隔で個数と位置を自動計算します。
「ハトメの個数・位置別途指定」では、お好きな位置にお好きな個数のハトメを付けることができます。
のれんや店頭幕におすすめです。
棒を通して固定できるだけでなく、紐でも補強できるため、風の強い場所の店頭幕におすすめです。
また、設置場所によって設置方法を変えたい方にもおすすめです。
適度な重さで生地がたるまず、丈夫なため屋内の壁に画鋲などで設置する際におすすめです。
手持ちの横断幕として使うのもよいでしょう。
「周囲カットのみ」は縫製を行わず、切りっぱなしにする加工のことです。
生地をカットしただけの加工となるため、強度は劣ります。
横断幕で利用できる加工オプション
消防法の対象となる施設など火災の危険性が高い場所では、防炎加工された物品出なければ使用できない場合があります。
※防炎加工の商品に証明として防炎シールを付けることが可能です。
手作り?制作依頼?メリットとデメリットを比較
最近では安価で制作依頼することができますので業者で作る人が増えていますが、手作りも人気です。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、よく吟味して横断幕を作りましょう。
手作り
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制作依頼
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メリット |
・サイズやデザインを自由にカスタマイズできる ・世界にひとつしかないオリジナリティ溢れる横断幕を作ることができる ・手作りならではの味とぬくもりがある |
・比較的安価に作れる ・短期間でも質の良い横断幕を作ることができる ・プロのデザイナーに依頼してオリジナルの横断幕を作れる ・同じ横断幕を複数枚注文できる |
デメリット |
・防炎など特殊な生地が手に入りづらい ・揃える道具が多く、材料代で制作依頼するより割高になることもある ・準備から制作まで時間がかかる ・失敗するとやり直しが難しい |
・制作会社が多いためプランや金額など選ぶ労力がかかる ・オプションをつけすぎると高くなる ・デザイン依頼をする場合は少し金額が高くなる |
横断幕作りで迷ったら、屋外なのか屋内なのか設置場所や用途をまず考えてからトロマットかターポリンを選ぶようにしましょう。
さらに必要な加工やオプションをうまく利用して、用途に合わせた横断幕を作ることが大事です。